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お菓子勉強家は語る、「ポテトチップスは、どれも一緒だと思っていませんか⁉」

カルビー商品には、熱狂的なファンの方々がいます。
そしてファンの方々の間には、独自のルールや世界観があったりします。

発売日に商品を探してお店を巡る
ケースで買いだめをする
お菓子ではなく、“主食”や“野菜”として食べる、など。

THE CALBEE編集部では、こうしたカルビー愛、商品愛にまつわるストーリーにスポットライトを当てて紹介する企画「Calbee Lovers」をスタートし、今回はその2回目です。ファンの方々に商品への想いや、好きになったきっかけを聞いていきます。

カルビーラバーズロゴ
Calbee Lovers

企画の第2弾としてお話を聞いたのは、お菓子勉強家の松林千宏さんです。テレビや雑誌、新聞など多くのメディアに登場されています。松林さんがお菓子にハマったきっかけや、勉強し続ける理由に加え、”3つの伝えたいこと”を語っていただきました。

「カルビー総選挙に清き一票を」。お手製のタスキをお持ちくださいました。このホスピタリティが素晴らしい! ポーズはポテト坊やをまねて

松林 千宏(まつばやし ちひろ)
1976年生まれ。お菓子勉強家。
毎日10種類以上のお菓子を食べ続け、通算9万個を超える、日本一のお菓子好き 。TVチャンピオンの「第2回コンビニ通選手権」「スナック&駄菓子通選手権」「お菓子通選手権」ですべて優勝。TBS系「マツコの知らない世界(ポテトチップス)」に出演。著書に『日本懐かしお菓子大全 』(辰巳出版)がある。

伝えたいこと1つ目。感謝!

今日は先ず、お礼を申し上げたいです!私が毎日お菓子を食べて勉強し続けているのは、カルビーさんのようにリスペクトするメーカーがあるからこそなのですよね。ありがとうございます!

そして、私がいつも拝読している「THE CALBEE」に出させていただけること、とてもうれしく思っています。カルビーさんに携わるそうそうたる面々や金言ばかり…。あの堅あげポテトなどの開発に携わられたレジェンド・遠藤さんの「日本人の琴線に触れる堅さ…」とか、こんなワードはレジェンドじゃないと出てきません!

たくさんお伝えしたいことがあるのですが、今回はお菓子の楽しさと素晴らしさを少しでもお伝えできればいいなと思っています。

お菓子を好きになったきっかけ

小さいころから3時のおやつを食べる習慣がありました。小学校から帰って、母と祖母と3人で(お父さんは仕事)。ちゃんと食べる分を自分のお皿に置いて、傍らには熱いお茶。この頃、おやつや食に対する考え方を学んだような気がします。おやつを通して楽しい時間を過ごすのが当たり前のようにあった家庭だったなと振り返って思います。

最初に好きになったお菓子は、カルビーさんの「ポテトチップス コンソメパンチ」です。小学生のとき私の誕生日に、クラス中の友だちが家に来てくれたんですね。そこで、BIG BAGの「コンソメパンチ」をお皿に山盛り出すのですが、あっという間にわ~っとポテトチップスがなくなったのです!一人っ子の私にはこういう体験が初めてでした。いつものおやつの時間も楽しいのですが、それとはちょっと違う楽しさ! みんなで食べるとこんなに楽しいんだ~と、今でも鮮明に記憶に残っています。

松林さんが話している様子

なぜ毎日お菓子を食べ続けるのか

きっかけは高3のときに始めたコンビニでのアルバイトです。毎週お弁当、おにぎり、パン、お菓子、スイーツ、ドリンク…と新しい商品がズラリと並ぶのですよね。火曜日に新商品が入荷されると、自分で陳列しながら、あとで買う商品をチェック。仕事をしながら気になる商品と出会えて、コンビニって楽しい場所だなと思いました。

大学3年のときにテレビ東京系「TVチャンピオン」という番組で「コンビニ通選手権」が放送されていたのをたまたま見たのですよね。これなら私でも行けるんじゃない!?となぜだか思ってしまい、何の気なしに応募したら、出場することになり、あれよあれよと優勝してしまいました。更に“コンビニ沼”にハマっていきましたね(笑)。この頃から次第に毎日10種類以上のお菓子を食べるようになりました。

よく「毎日お菓子を食べて体重は気になりませんか?」と、聞かれるのですが、ご飯も食べてお菓子も食べる。すると、当たり前ですがどんどん体重が…。もう太ってしまっても仕方がないかなぁと思ったこともありましたが、「あの人はお菓子を食べているから、太っているんだ!」と思われるのはお菓子に申し訳ない!!!
ということで、今ではきちんと食事もしながらお菓子も食べるという「共存共栄」のスタイルを実践しています。パンとご飯はあきらめましたが(笑)。

ここまでして食べ続けるのは、お菓子が好きで、楽しいから。

食べるのはもちろん、パッケージをよく見ることも好きですね。写真より実物派なので、数年前からポテトチップスのパッケージを取っておくようになりました。例えばカルビーさんの定番のポテトチップスは必要最小限なデザイン・文言にしつつ、絶対に伝えたいことは入れていますよね。「パリッとおいしい!」とか、秋には「新じゃが使用」とか。

2020年9月にはパッケージのサイズを変えましたよね。ほら、横幅が2センチ短くなっているでしょう? これにより輸送に使用する段ボールサイズが縮小でき、結果環境にやさしくなったのですよね。パッケージからも多くの事を読み取ることができます。カルビーさんが常にアップデートされるので、私も必死に勉強し続けているのですよ。

パッケージのサイズを測る松林さん

ちなみにパッケージは、裏に少しだけはさみを入れて、表面はきれいな状態で残すのが私流です。
でも、時には通常通り袋を左右に引っ張って開けてもいます。なぜかというと、“袋開けがやりやすいかテスト”を自分の中でこっそりしているんです(笑)。カルビーさんの商品は粘着がスムーズで開けやすいですよね。

伝えたいこと2つ目。「食感バリエーション」のすごさ

ポテトチップスは、じゃがいもを切って揚げただけ、どれも一緒でしょ! だなんて思っていませんか? いえいえ! 今回私からは「こんなにも違う!」のだとハッキリ申し上げたい!

TV番組で、「外国人が選ぶ日本のお菓子ランキング」をやっていたんですね。1位がいちご大福(あんことフルーツのハーモニーは納得!)だったのですが、2位がポテトチップスだったんですよ! それってすごいことだと思いませんか?

海外のそれぞれのお国にもポテトチップスはありますよね。それなのに、日本のポテトチップスがおいしいという評価を受けている。なぜなのか?フレーバー、デザイン、キャラクターなどいっぱいありますが、今日は理由を1つに絞ってきました。

それは…「食感」です!

カルビーさんはスナック事業の革新を掲げていて、食感にこだわった商品開発や、食感のバリエーションを増やしながら、新しい挑戦を続けていますよね。私はあの「食感バリエーション」の表が大好きで、常に画像にして持ち歩いています(笑)。

食感バリエーションの表
食感バリエーションの表

分かりやすいように「しお味」をベースにご説明しましょう。「ポテトチップス うすしお味」はフラット。「ポテトチップスギザギザ ® 味わいしお味」は厚切り。「堅あげポテト うすしお味」は折れ曲がった形状の厚切り。「ポテトチップスクリスプ うすしお味」は成型チップ。「シンポテト 天晴しお味」は最薄。「ポテトデラックス マイルドソルト味」は最厚。今売っている四季を巡るポテトシリーズでいうと「春ぽてと 甘うま塩味」は深切りVカット。

しお味だけでもたくさんのポテトチップスが常にある!いつでも好みのものを食べられるだなんて、とても幸せなことだと思いませんか?

それはきっと「日本人の琴線に触れる」までこだわったからこそ、これだけの食感があるのですよ! 当たり前じゃないんです! もう、感謝しかないです!

もっと言うと、使っている「しお」も商品によって違います。粒子が細かいしおに昆布エキスパウダー入り、石垣の塩とほたてや昆布・かつおの旨み、瀬戸内の塩と昆布とかつおのダブル配合、ロレーヌ岩塩、天日塩、甘うま塩…。フレーバーの掛け合わせまで考えたら何通りあるのか…! この素晴らしさに気づいていただきたいです!

しお味の商品の数々
しお味の商品の数々

伝えたいこと3つ目。やっぱりお菓子は楽しい

「どうしてお菓子は世の中からなくならないのでしょうか?」。こんな普段は考えないようなことも、時にはお風呂でぼんやり考えながら、自問自答しています(笑)。

かつてお菓子は「栄養菓子」とも言われていて、お菓子から栄養を補っていました。今は栄養は十分すぎるくらいさまざまな食品から摂ることができます。ならば、お菓子がなくなってしまうかもしれませんよね?しかし、そんなことはなく、今でもお菓子はたくさんの方に愛され続けています。

どうしてお菓子は世の中からなくならないのか、私がたどり着いた答えは、「やっぱりお菓子は楽しいものだから」ということです。先述したように、誕生日にみんなで食べたお菓子がおいしかったり、「お菓子は300円まで!」と言われながらも遠足のお菓子に胸躍ったり…。そういう楽しい経験や思い出に紐づいていて、お菓子は“楽しいもの”だから、今でもなくならないんだろうなと。

先日、2020年はお菓子の総生産数は過去最高になったという記事を拝見しました。そう、お菓子はなくなるどころか、むしろ必要とされているとさえ思うのです!

松林さんが話している様子

少し話は変わりますが、作り手が楽しい!と思って作ったお菓子は、商品に現れるなと感じています。

例えば今年の「春ぽてと」は、2つのパッケージを並べると1つの風景ができあがるのですよね。デザイン1つにしても作り手の想いがひしひしと感じられます。消費者もこういう想いを感じ取りながら、自然とお菓子をカゴに入れてしまうのではないのでしょうか。

春ぽてとを並べた写真

なんとも難しい世の中ではありますがこれからも「楽しさ」を忘れずに、商品を作り続けていただきたいなと思っています。お菓子が進化し続ける限り、私もお菓子を勉強し続けます!

お菓子は楽しく!
売り場で素敵なお菓子をワクワクしながら待っていますからね。

タスキの背中側。ピアスはポテトチップス
お手製のピアスはポテトチップス!

■これまでのCalbee Lovers記事はマガジンにまとめています!

編集後記

文  間瀬 理恵
写真 深谷 真理奈

THE CALBEE編集部では、今後もファンの方々の商品愛や想いを紹介していくとともに、noteのクリエイターの皆さんのカルビー愛あふれる記事を「Calbee Lovers」のマガジンでまとめていきます。

日々記事を探していますので、ぜひ「#カルビー」や「#calbeelovers」などのハッシュタグを付けて投稿いただければと思います。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!次の記事もお楽しみに