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「身近な人の“おいしい”が聞きたくて」カルビー若手社員が語る入社のきっかけ

「堅あげポテト」の商品開発や「じゃがりこ」のマーケティングに携わる人。あるいは、商品を作る機械設備に携わる人。カルビーで働くこれらの若手社員は、どんな経緯で入社したのでしょうか。そして今、どんなやりがいを感じているのでしょうか――
 
2025年4月入社の新卒(大学・大学院卒)採用のプレエントリーに合わせて、今年もスタートした連載「NEXT is NOW」。本記事では、前回に引き続き若手社員の座談会をお送りします。参加したのは、「じゃがりこ」のマーケティングを担当する永吉 真衣さん、商品の製造に使われる機械の設計や改善を行う東山 尚平さん、「堅あげポテト」の商品開発を手掛ける石川 真優さんです。聞き手は、カルビーの新入社員研修などを行う中田 結花さんが務めました。
 
今回3人には「カルビー入社の経緯」や「大学時代の経験で役に立ったこと」など、ざっくばらんに質問。どんな答えが返ってきたのでしょうか。

※写真左から
永吉 真衣(ながよし まい)
カルビー株式会社 マーケティング本部​ スナック3部 じゃがりこチーム
2019年新卒入社。経営学部卒。
首都圏にて3年間営業を担当した後、2022年4月より現職。
 
東山 尚平 (ひがしやま しょうへい)
カルビー株式会社 研究開発本部 製品化エンジニアリング部 プロセスエンジニアリング課
2018年新卒入社。大学院工学部機械工学科修了。
北海道工場にて、4年間にわたり機械のメンテナンス業務を担当後、1年間技術本部を経験し、2023年4月より現職。
 
石川 真優(いしかわ まゆ)
カルビー株式会社 研究開発本部 商品開発1部 新規ポテトチップス課
2017年新卒入社。応用生物科学部バイオサイエンス学科卒。
2年間「じゃがりこ」の商品開発を担当後、中部支店で地域マーケティングを経験し、2021年4月より現職。
 
中田 結花(なかた ゆか)・聞き手
カルビー株式会社 人事・総務本部 人財戦略部 人財開発課


入社の決め手は「自分が携わった商品が身近な人の手に届く」

――みなさんはどんなきっかけでカルビーに入社したのですか?
東山:私は大学で機械工学を専攻していて、同級生のほとんどは自動車業界や機械メーカーに就職していきました。でもある時、学内の就職説明会でふらっと食品業界のブースに入って説明を聞いたら、途端にこの業界への興味が湧いたんです。
 
なぜなら食品業界、特にカルビーのような企業は、自社の商品を買ってくれた人を身近に見つけやすいですよね。家族や友達もカルビーのお菓子を食べる機会はたくさんあるし、実際に「買ったよ」と言われることも多くあります。機械を扱う会社はたくさんありますが、それらを使ってつくられた商品を身近な人に提供できる会社って貴重だなと思ったんです。

話す東山

石川:私は両親が飲食店を経営していたこともあり、小さい頃から食べることが大好きでした。なので、早くから食品メーカーに入りたいと考えていたんですよね。
 
その中でカルビーを選んだ理由は2つありました。1つはお菓子を扱っていることです。お菓子は食べることで幸せな気持ちになったり、ちょっと頑張ろうと思わせたりしてくれるものですよね。お手頃な価格だけど、買う人にとって大切な存在で、こだわりがあります。そんな食品に携わりたいと思いました。
 
もう1つの理由は、カルビーが大切にする「未利用資源の有効活用」という考え方が印象に残ったことです。限られた資源を余すことなく使い切るという意味で、たとえばじゃがいもについても、皮や加工時に出る副産物を有効活用する研究がカルビーで行われているんですね。私は大学で植物の研究をしていて、植物を育てる苦労を知りました。苦労して作られた食材だからこそ、無駄なく使う考え方に共感したんです

話す石川

永吉:私は小さい頃からお菓子が本当に好きで、大学に入る前には、すでにお菓子の仕事をしたいという気持ちがありました。最初はパティシエのように、お菓子を作る方に興味があったのですが、だんだん作るよりも、新しいお菓子のコンセプトを打ち立てたり、商品を広めたり、お菓子について考える方が自分には向いていると思うようになり、大学でマーケティングを勉強しました。
 
石川:その結果、本当に今はカルビーでマーケティングをやっているんですね。
 
永吉:カルビーの面接を受けてみて、相性の良さを感じたんです。人事の方とも話が弾みました。ここに入りたいと思いましたね。
 
――それだけ早くからお菓子業界への憧れや思いが強いと、働いてみてイメージと違ったり、ギャップを感じたり、ということはありませんでしたか。

永吉:なかったですね。私自身「ギャップがあったら嫌だな」と思って、本当にお菓子業界で働くことが自分に合っているのか、大学時代に出来る限り自分ですり合わせたんです。就活でも、カルビー社員の方に仕事のことを率直に教えてもらって。いいところだけでなく、大変な部分も聞いておいたので、働いてから「イメージと違った」ということはありませんでした。

話す永吉

――実際にカルビーで仕事をしてみて、どんなときにうれしさややりがいを感じますか?
 
東山:それはもう、買った人の「おいしい」という声が聞こえたときですよね。お菓子は高額な買い物ではないので、たくさんの人が身近に買えます。かといって、当たり前にあるものでもなく、食べたくて“わざわざ買う”ものなので。
 
石川:私も同じですね。自分が開発に携わって全国発売した商品を、遠くに住んでいる友達も「あれ買ったよ、おいしかった」と言ってくれると、毎回本当にうれしくなります。
 
永吉:わかります。「おいしい」という言葉は何度言われても新鮮でうれしいです。私はお菓子に携わりたいとずっと思ってきたので、この仕事をできていること自体が幸せですね。

毎日の実験、突然の英語論文……学生時代の経験は仕事に生きる?

――ここからは大学生・大学院生へのメッセージも込めて、みなさんの学生時代の経験で「今の仕事に役立っていること」を教えてください

話す中田

永吉:大学が経営学部で、マーケティング関連のゼミに所属していたので、その経験は今の業務にも生きていますね。ゼミでは企業に提案する機会なども多かったんです。
 
そのほか、学生時代に好きな一心で見ていたお菓子のパッケージやデザインが、今の仕事をする上で自分の資産になっています。たとえば、おいしさをより表現するパッケージを考えようとしたとき、昔から見てきたいろいろな商品が参考になっているので。日常的なお菓子との接点が仕事につながると思います。
 
石川:私は生物系の専攻だったので学生時代は実験の毎日でしたが、それは今の仕事にも生きていると感じます。というのも、研究は仮説を立てて、それを実験で確かめて、結果をもとにまた仮説を立てるというプロセスです。お菓子の開発も同じで、自分で仮説を立てて、実際に商品を作って発売し、その結果を分析して次の開発につなげていきます。

あとは学生時代のサークルや友達作りも大事で、いろいろな人とコミュニケーションをとったり、関係を作ったりするのは仕事に生きると思います。なぜなら仕事はたくさんの人が関わりますし、「この人と仕事をしたい」と思ってもらえるかがポイントなので。その力をつけることにも繋がるかなと。
 
東山:私は学生時代、ちょうど就活の最中にゼミの先生から「海外で論文発表してみないか?」と提案されて。やるべきタスクが大量に降ってきたので本当に大変だったのですが、今考えると、限られた時間の中で整理してこなす方法を見つけたのはあの時期でしたね。

笑い合う3人

若手社員それぞれが考える「こんな人と一緒に働きたい!」

――ちなみにカルビーでは、内定者に対して、不安点や疑問点について現役社員が相談を受け、意思決定における伴走をする「キャリアサポーター」という制度があります。石川さんと東山さんはキャリアサポーターとして実際に就活生とお話しされましたよね。どんな相談を受けましたか。
 
石川:カルビーで商品開発をやりたいという学生の方と話しました。zoomをつないでオンラインでじっくり会話しましたね。自分の就活時代を思い返しても、意外と開発の仕事って具体的に何をやるかイメージしにくかったので、当時の自分が知りたかったこと、不安だったことも含めて伝えました。私自身、なぜ今カルビーでこの仕事をしているのか、どこにやりがいを感じるのか改めて思い返す機会になりましたね。
 
東山:私がお話したのは工場の設備に関わる生産技術コースを希望されている方でした。実際の現場がどんな雰囲気なのか気になられていたので、隠しごとなく、細かく説明しました。最終的にその方は入社してくれたので、自分の話も少しは参考になったのかなと、うれしくなりましたね。
 
――では最後に、みなさんから「ぜひ、こんな人と一緒に働きたい」というメッセージをお願いします!
 
石川:素直な人と一緒に働けたらうれしいです。素直というのは、わからないことは隠さずきちんと聞いてくれる人、自分の考えに固執せず周りのアドバイスを吸収する人ですかね。そういう人は成長できるかなと思います。
 
東山年齢や社歴に関係なく、対等に切磋琢磨できる人が増えるとうれしいです。私より若いからといって、一方的に教えられる後輩になるのではなく、お互いが情報を出し合って学び合えるような。そんな関係が理想ですね。
 
永吉とにかく好奇心旺盛な人がいいと思います。その好奇心が「もっとおいしいもの、健康に良いものを作ろう」という考えにつながるので。この会社にはそういう気持ちの人が多いですし、さらにその仲間が増えたらうれしいです。

企業ロゴと3人

この記事は、前後編の2回にわけてお伝えします。座談会前半の記事は下記よりご覧ください。

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文:有井太郎(外部)
写真:櫛引亮
編集:瀧澤彩

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