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「未知の領域に挑戦し、未来を創る人財を」カルビーの新卒採用方針に迫る

2023年4月入社の新卒(大学・大学院卒)採用のプレエントリー受付が2022年1月28日にスタートしました。これに合わせて、カルビーの採用活動や人財育成をテーマにした新たな連載「NEXT is NOW」を始めます。
※不定期連載です。

カルビーでは、人財はバリューチェーンを支える重要な基盤であり、継続的な成長のためのイノベーションの源泉であるという考えのもと、新たな人財の採用を行っています。今年の大学・大学院卒の採用活動では、これまでと手法を変え、採用予定の人数も増やすことを決めました。連載初回は、人事総務本部人財・組織開発部の櫻井直人さんに具体的な新卒採用の取り組みについて聞きました。

※「人は会社の財産であり、“財=たから”である」という考えから、カルビーの成長をつくる従業員1人ひとりが“財”だと思われるような人物になって欲しいという期待を込め、あえて“人財”という表現をしています。

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櫻井 直人(さくらい なおと)
カルビー株式会社 人事総務本部 人財・組織開発部
新卒で人材サービス企業へ入社、法人営業を経て人事へ異動、採用・育成を担当。その後2020年にカルビーへ中途で入社。採用をはじめ、育成や組織開発のプロジェクトにも携わっている。

採用人数を増やし、「コース別選考」を実施へ

-2023年4月入社の新卒(大学・大学院卒)採用の概要について教えてください。

櫻井:カルビーではこれまで、大学・大学院卒を対象に毎年15名程度の採用を行っていました。今回長期ビジョンを達成するために必要な組織体制の強化や人員構成の適正化を図るべく、採用計画を見直しました。2023年4月入社の採用活動では、10名程度人数を増やし、25名程度を採用する計画です。

昨年までは中途採用の割合が多かったのですが、新卒と中途の採用割合を半々にしていきたいと考えています。また、ビジネス総合コース(営業/企画/コーポレート等)、プロダクト開発コース(生産技術/研究開発等)の2つから将来希望するキャリアパスを選んで応募いただく「コース別選考」を行います 。

-それぞれのコースには具体的にどのような仕事が当てはまるのでしょうか?

櫻井:ビジネス総合コースは、商品をお客様にお届けするためにお取引先様と商談をしたり、ご提案をしたりする営業や、商品を企画するマーケティングのほか、購買、財務などのコーポレート部門の業務になります。プロダクト開発コースは、主に生産や技術、基礎研究や臨床試験といった幅広い研究を担う研究職や商品開発に携わる開発職、品質保証など、カルビーの原点であるものづくりを支える様々な仕事が当てはまります。今年は特に、プロダクト開発コースの採用に、より力を入れたいと考えています。

仕事イメージ

-理系の職種であるプロダクト開発コースの採用を強化する計画なのですね。カルビーでの理系の仕事は学生さんにとって比較的、イメージが湧きにくいようにも思います。

櫻井:カルビーは商品ブランドについては認知をされていますが、就職先としての認知度はそれほど高くないと感じています。特に、理系の学生さんには、カルビーでの仕事の具体的なイメージが湧きにくいのか、エントリー時点でも文系の学生さんと比較して少ないのが現状です。

理系の職種は、生産工場における設備の改善や改良をはじめ、これまでにない新たな味や形、食感を持つ商品を生み出すための生産設備設計など、技術力が欠かせない重要な業務です。商品開発では、専門的な開発業務に留まらず、原料の調達や工場での製造工程、パッケージに記載する内容、売り方に至るまで、様々な部門とコミュニケーションをしながら考え、幅広く携わることになります。入社数年で新たな原料を開拓し、新商品を開発するなど、若手で活躍している従業員も多くいます。

さらに、カルビーは既存事業のスナックフーズやシリアルで培った強みを活用し、新たな食領域での事業を確立させることをビジョンとして掲げています。これまでの枠を超えた新たなフィールドで、既存概念にとらわれない新商品や海外での商品開発にも携われるチャンスがあると思います。

-応募の際にカルビーでやりたい仕事を具体的に決めておく必要があるのでしょうか?

櫻井:コース別での選考にはなりますが、あくまで総合職での採用になりますので、入社後は様々な職種へチャレンジすることが可能です。そのため、応募時に具体的にやりたい職種を細かく決めておく必要はありません。入社後に希望が変わることや、より自身に合った業務を見つけることもよくありますし、今はまだ無い新しい職種が将来生まれるかもしれませんよね。

「コース別選考」はあくまで、入社時および初期段階でのキャリアパスをイメージしていただくことを目的としています。選考を通してご自身のキャリアについて真剣に考えていただき、入社後は目標のキャリアに向かって、時には変化に対応して柔軟に軌道修正しながら、将来のカルビーを担う活躍人財になって欲しいと考えています。

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将来のカルビーを担うリーダーとして、未知なる領域の変革に挑戦し、未来を創り出す人財を採用

カルビーが求めるのはどのような人財でしょうか?

櫻井:カルビーは、2030年に向けた長期ビジョン「Next Calbee 掘りだそう、自然の力。食の未来をつくりだす。」を掲げ、グローバル展開の強化と、新たな食領域での事業の確立を目指しています。2023年に入社する方々がリーダーとして活躍する頃には、この長期ビジョンが達成されている段階だと思いますので、さらに次のステージを見据えた未知なる領域の変革に果敢に挑戦し、未来を創り出していくという意欲を持った人財を求めています。特に、グローバルを相手に活躍したい、という意欲のある人財はこれからの事業戦略上とても重要になってくると考えています。

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カルビーの歴史を振り返ると、未利用の資源だったえびを使った「かっぱえびせん」に始まり、商品だけを見ても「ポテトチップス」や「じゃがりこ」、「フルグラ®」など、絶え間ないイノベーションによって成長を続けてきました

中長期的なイノベーションの創出につなげるためには、現状に満足することなく、挑戦意欲を常に持ち周囲を巻き込みながら自ら考え、行動する人財が必要です。その人財に求める大切に育てていきたい価値観として「Calbee 5 Values」(自発、利他、対話、好奇心、挑戦)を定めていて、これに基づいた思考や行動特性を持っているかどうかを重要視しています。

カルビーの理念や価値観、文化を尊重しながら、新しい人財ならではの視点やアイデアを活かして、個性を発揮していただきたいと思っています。

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ー具体的な選考方法とスケジュールを教えてください。

櫻井:プレエントリーは、カルビーWEBサイトの採用情報ページで受け付けています。プレエントリーで個人情報を入力していただいた方を対象に、2月から3月上旬にかけてコース別セミナーをオンラインで行います。その後は適性検査(WEBテスト)を経て、PR動画とエントリーシートを提出いただき、4月中旬から順次、面接を2回実施し、内々定は6月を予定しています。

コース別選考スライド

採用HP

採用情報ページ  https://www.calbee.co.jp/recruit

-今年も動画選考を取り入れる予定ですか

櫻井:動画選考は2019年から行っています。映像で応募者の人柄や努力、熱意、成果物などを文字情報以上にリアルに読み取ることができますので大きなメリットを感じています。

昨年の応募者の中には、決められた時間の中でのアピールにはなるものの、ご自身の熱意や想い、真剣さを様々な工夫でお伝えいただいた方もいらっしゃいます。自らチャレンジした成果が具体的に伝わる内容は印象が良かったです。

新入社員女性①

動画選考イメージ

-動画選考は、学生さんからカルビーへの一方通行の発信になりますが、面接は、双方向のコミュニケーションになりますね。

櫻井:面接は、部長クラスや役員クラスの面接官による個人面接です。面接官は応募者1人ひとりに親身になって丁寧なコミュニケーションを行っていますので、面接を受けた学生さんからは、「話をきちんとじっくり聞いてくれた」「質問にも、真剣に答えてくれた」というお声をいただいています。学生さんはカルビーにとってお客様でもありますので、カルビーのカルチャーである1人ひとりのお客様を大切にするというお客様本位の徹底があらわれているのだと思います。

また、“選ぶ側” “選ばれる側”という上下関係ではなく、あくまでも対等に対話する場と位置付けています。学生さんには、面接を通してカルビーのことを深く知っていただきたいですし、目の前の面接官が将来上司になる人かもしれませんので、ご自身に合うかどうかを確かめる場であって欲しいと思います。面接では、学生さんから面接官へ質問をしていただく時間も設けています。また、選考段階で学生さんと従業員が直接触れ合える座談会も企画してコミュニケーションの機会を増やし、理解を深めていただけるようにしたいと考えています。

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カルビー独自の「10プロセス研修」「馬鈴薯研修」

-新入社員として入社後はどのようなプロセスをたどるのでしょうか?

櫻井:入社後、ビジネスマナーやカルビーの事業内容を学ぶ本社研修を受けていただきます。その後は、それぞれのコースごとに「10プロセス(ポテトチップス事業における、原料~お客様までをつなぐ垂直統合型の管理体制)」のフローに沿って、製造や物流、営業の部門で現場研修を行い、7月に本配属を予定しています。秋には北海道で実際にじゃがいもの収穫作業に携わる「馬鈴薯研修」に参加していただきます。

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馬鈴薯研修にて

-本配属後はそれぞれの分野で活躍していくことになるんですね。

櫻井:新卒で入社される方には、幅広く複数の領域を見ていただき、将来的にカルビーの事業全体を俯瞰して捉えることができるリーダーに育って欲しいと思っています。このため、初期配属では製造や営業などの現場を経験するケースが多いです。

どの職種においても一つの部署だけで完結する仕事は無く、様々な部署と関わることになりますし、他社との協業や新たなスキルの取得など、変化する時代に対応するためには最初から一つの職種だけを突き詰めるだけでなく、幅広く柔軟に学んでいただくことが大切だと考えています。そのうえで、目標とするキャリアに辿り着くための中長期的なキャリアパスをイメージし、具体的にどのようなステップを踏んでいくかというジョブローテーションのプランを1人ひとりに合わせて立てていきます。

採用活動だけではなく、入社後の人財育成や評価、配置が十分に連携し適正に機能することで、それぞれが持ち味を十分に発揮できる「全員活躍」を目指しています。

-活躍する若手を今後、このnoteでも紹介していきたいと思います。最後に、就活中の学生の皆様へメッセージをお願いします。

櫻井:私自身、学生の時は、将来やりたいことが定まっていなかったため、色々な業界と関われる人材サービス関連の職種に就きました。本当にやりたいことが見えてきたのは社会人になってからです。あらゆる環境がめまぐるしく変化する時代においては、仕事の内容も自分の興味や関心も変わっていくと思います。就活での決断が人生の全てでは無いと柔軟に考えて、時には自分の直感を信じてみるのも大事なことです。学生の皆さん、頑張ってください!

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2023年4月入社の新卒(大学・大学院卒)採用のエントリーページはこちら
URL:https://calbee.snar.jp/index.aspx?id=DWWFsAilK4w


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