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営業のリアル!カルビー商品を売る仕事のやりがい
“次の時代を担うのはあなた”の意を込め、採用に合わせて不定期連載している「NEXT is NOW」。現場で活躍しているさまざまな社歴や職種の人財を紹介しています。
今回は、中四国エリアで営業をしている白曼 悠大さんです。学生時代からものを売る仕事がしたいという思いを実現し、今では中四国エリアの営業を担当しています。営業一筋でどのように経験を積んできたのか。また、営業する上での大変さややりがい、これからの目標について話を聞きました。

白曼 悠大(はくまん ゆうだい)
カルビー株式会社
西日本事業本部 中四国支店 営業1課
2017年4月新卒入社。社会学部卒。
中部支店で店舗や本部担当をしたのち、中四国支店で本部担当に従事。入社時から営業一筋。休日は子どもと動物園や水族館へ行って過ごす。
取引先と信頼関係を築いてきた経験
―今までの仕事について教えてください。
白曼:初任地は愛知県でした。主に岐阜県の店舗への営業を担当していました。2年目には石川県に異動し、石川県・福井県のスーパーマーケットの本部担当として卸担当者や小売店購買担当者との商談をしました。3年目からは北陸3県に展開するスーパーマーケットの担当をさせてもらい、3年間経験を積みました。2022年には愛媛県に移り、中四国6県に展開するスーパーマーケットを担当。取引先の会社統合・本社移転に伴い2024年から広島県を中心に活動しています。
主に、スーパーマーケットの本部にカルビー商品を買ってもらうための商談をしています。また、取引先の店舗の売り場リニューアルを一緒に行うことも多いです。年間50店舗ほど行うので、毎週のように広島、岡山、山口、四国4県に足を運んでいます。店舗の方だけでなく、購買担当者もいるので、普段気になっていることを現場で直接聞いたり、その場で商談したりすることもできます。

―本部だけでなく、店舗にも足を運ぶことが多いのですね。仕事をしているうえで、どんなやりがいがありますか?
白曼:営業職としてやりがいを感じる場面は大きく3つあります。1つ目は、少しニッチな自社商品が自分の商談によって、売り場への導入に成功したときです。2つ目は、半期に1度のプレゼンがうまくいき、目論見通りに数字が表れたときです。また、プレゼンで決まった内容をもとに、月次の商談で双方の売上が伸びるよう、販売計画を修正していき、協力関係が実感できたときも嬉しいです。3つ目は、やはり店頭に並んだ自社商品をお客様が手に取る姿を見るのは嬉しいですし、やりがいを感じます。
―売上や店頭でのお客様の様子など目に見えるのが営業という仕事の魅力なのですね。仕事をしていて印象的なことはありましたか?
白曼:2023年に取引先の部長や購買担当者を東京にお連れし、プレゼンや会食、工場案内をしたことが印象に残っています。上司のフォローのもと、分刻みでスケジュールを組むことで、相手が喜ぶ対応ができ、関係性の構築に成功しました。実は2022年は北海道を案内したのですが、準備や気配りが十分にできず、失敗した苦い思い出があります。例えば、北海道にお連れしたのに、愛媛名物を食事に選んでしまい、取引先の部長からそれは違うと指摘されました。そういった前年の反省も踏まえ、事前準備をしっかり行ったことが次年度の成功につながりました。その結果、日常業務もうまくまわっています。仕事をする上で必須ではないと思いますが、コミュニケーションをとり相手の信頼を得ることが大事だと思います。
―成果を出すことはもちろんですが、仕事相手と信頼関係を築くためのコミュニケーションをとることは大切ですね。
白曼:そうですね。営業職として、まず得意先の信頼を得ること、そして依頼された仕事はできるだけ早く返すことを心がけています。得意先によって、情に訴えるアプローチが有効な場合もあれば、理屈が通っていないといけない場合もあります。提案を聞いてもらうためにもまずは相手に信用してもらうことが肝心だと思います。
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―営業新人賞を受賞したとお聞きしました。いつとられたのですか?
白曼:2019年の売上・利益・店舗での自社商品のシェアなどの成績をもとに2020年に受賞しました。そのころは先輩社員や上司の手厚いフォローがあったので自分一人の力でやったという実感はなかったです。どの地域に行っても、先輩や上司をはじめ一緒に働いているチームのメンバーがフォローしてくれます。学びつつ自分のものにして営業活動ができるようになったと実感できたのは2023年ごろからです。遅いですがやっと、仕事というものが分かってきて自分の裁量で動けるようになりました。責任のある得意先を任せてもらえているので、モチベーション高く仕事を進めています。もちろん、日々発生する問題に苦労することも多いですが、得意先もいい人たちなのでうまく仕事がかみ合っていると思います。
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将来はマネジメントがしたい
―今後はどんなキャリアプランをたてていますか?
白曼:直属の後輩ができ、人に物事を教えることが好きだと最近実感しています。それが全てではありませんが、最終的には営業組織のマネジメントがしてみたいです。能力や社内の方々との良い関係性が備われば、営業課長や支店長を目指したいと考えています。そのためには、全国に店舗展開をしているチェーン店の営業経験を積んで、社内のいろいろな部署の方と関わりながら能力を身につける必要があると思っています。
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―休みの日はどう過ごされていますか?
白曼:3歳の娘がいるので、週末は子ども中心に過ごしています。動物園や水族館に行ったり、ガチャガチャをしに行ったりしています。子どもが生まれる前は夫婦でおいしいものを食べに行くためだけに遠方までドライブをしていました。仕事で家を空けることも多いので、家にいられるときはできるだけ家族と一緒に過ごすようにしています。
まわりをサポートするのが向いていると実感した学生時代
―学生時代に挑戦したことはありましたか?
白曼:世の中の様々なマイノリティを研究するゼミに所属していました。自分の苗字が珍しく、これもマイノリティかなと思ったからです。ゼミの卒業論文では苗字について研究したのですが、SNSを使って同じ漢字の苗字を探したところ、家系図がつながったんです。苗字のルーツをたどるのは面白い経験でした。結果、「白曼」という苗字は20人ほどしか全国におらず、遠からず全員親戚関係であることが分かりました。
また、タッチフットボールというスポーツの部活に所属していました。アメリカンフットボールをより安全にしようという目的で、タックルなしでタッチをするルールのスポーツです。マイナースポーツなので大会などは学生・社会人混合のものがほとんどです。学生として、経験豊富な社会人チームとどう対戦するかが挑戦でした。経験値の差を学生なりの特長(若さや足の速さ、チーム内コミュニケーション)で対抗しようと頑張っていました。
2つに共通しているのが、副ゼミ長や副部長をしていたことです。周りのモチベーションを上げてサポートすることが向いているのかもしれません。あまり厳しく言えるタイプではないので、当時はとにかくメンバーをフォローすることを心がけていました。学生時代の経験も今の、マネジメントをやりたいという目標にもつながっていると思います。
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―カルビーを受けた理由は何ですか?
白曼:具体的な仕事内容まで分かっていたわけではないですが、ものを買ってもらう営業職がしたいと思っていました。目に見えるものを扱っている食品メーカーの営業職を中心に受けました。純粋に食べることも大好きでしたので。カルビーの面接を重ねるごとに、面接官や人事の方など会う人が皆さん良い人だったので行きたいと思えました。また、「ポテトチップス」が好きだったのもあり、この会社だと確信しました。
―初志貫徹ですね。自分がやりたいと思う仕事で行きたい業種にいけたのはすごいですね。就職活動で印象的なエピソードはありましたか?
白曼:就活では自分の長所をよりよく見せることを大事にしていて、爽やかな印象を与えるよう心がけていました。とにかくハキハキと受け答えし、笑顔を絶やさないようにしていた記憶があります。カルビーの面接で「一番好きな商品は何か」と聞かれ、「プロ野球チップス」と答えたら、その場で売り込みをするよう求められたのは忘れられないエピソードです。「ポテトチップス」と中身は同じなので、答えるのが難しかったです。
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―最後に学生へのメッセージをお願いします。
白曼:やりたいことを見つけてほしいと思います。私自身、学生時代は先のことまでは見えていませんでしたが、営業という仕事をやりたいという意思だけはしっかり持っていました。その意思さえあれば、あとは何とかなるんじゃないでしょうか。やりたいことに向かって頑張ってください。
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文:町田 有希
写真:樋口 謹行(外部)