ラジオ番組から生まれたポテトチップスで目指す! 北海道に根差した商品づくり
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ラジオ番組から生まれたポテトチップスで目指す! 北海道に根差した商品づくり

THE CALBEE

2月13日(日)はユネスコが定める国際デー「世界ラジオデー」です。国連ラジオの放送が始まった1946年のこの日にちなむといいます。

実はカルビーにも、ラジオにまつわる商品があるのをご存じでしょうか。ポテトチップスの原料であるじゃがいもの一大生産地・北海道の限定商品。エフエム北海道(AIR-G')のラジオ番組「IMAREAL」(イマリアル)と連携し、リスナーと一緒につくるポテトチップスです。

商品名や味、パッケージなどを番組リスナーと一緒に考え、年に1商品のペースで、これまで3商品を北海道限定で発売してきました。

今回はカルビーの中でも珍しい、ラジオ番組との取り組みについて取材すべく札幌市のエフエム北海道へ。この商品を第1弾から現在まで担当するカルビーマーケティング本部の福田裕美子さんと「イマリアル」のパーソナリティ・森本優さんにお話を聞きました。

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森本 優(もりもと ゆう) 写真左
株式会社エフエム北海道 アナウンサー
2014年にエフエム北海道(愛称:AIR-G')に入社。2017年4月より学生のイマをリアルに伝える外出系ラジオ番組「IMAREAL」(イマリアル)(毎週金曜18:00~22:00)のパーソナリティ。2021年9月には同番組が日本民間放送連盟賞のラジオ生ワイド部門で「最優秀賞」を受賞。愛称は「もっちょり」。
福田 裕美子(ふくだ ゆみこ)
カルビー株式会社 マーケティング本部カスタマーマーケティング 2 部1課
2007年入社。「ポテりこ」の開発を担った後、「ピザポテト」や「ア・ラ・ポテト」などの企画に従事。2014年から北海道支店に赴任し、お土産や地元に根差した商品の企画を担当。2021年から現職。「IMAREAL」内の愛称は「フクビ―」。

カルビーを身近に感じてもらうためのコーナー

―森本さん、初めまして!まずはエフエム北海道(以下、AIR-G' )のラジオ番組「IMAREAL」(以下、イマリアル)について教えてください。

森本:初めまして!「イマリアル」は2017年4月に放送を開始した学生や学校のイマをリアルに伝える外出系ラジオ番組です。番組開始当初から私がパーソナリティを務めています。ラジオを知ってもらうきっかけづくりを大事にしていて、外出系だけに週に1度学校を訪問して学生のリアルな声を届けています。毎週金曜日18時から22時※までの放送です!
※2022年2月現在

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―学校訪問はライブ感がありますね。2021年の9月には日本民間放送連盟賞のラジオ生ワイド部門で「最優秀賞」を受賞したと聞きました。おめでとうございます。

森本:ありがとうございます!リスナーと一緒に番組をつくっていることを評価いただきました。カルビーとの取り組みもその一つです。

―その取り組みが ポテトチップスづくりですね。

森本:そうです。隔週放送している番組内の「もぐゴク部」というコーナーで、リスナーを巻き込んだ商品づくりをカルビーとしています。

福田:カルビーでは、私が2018年のプロジェクト開始からずっと「もぐゴク部」の担当です。この中でリスナーとの商品づくりをしています。北海道らしさを大事にしていて、2019年1月に第1弾の「ホタテバター味」、20年1月には「スパイシーベジタブルスープカレー味」、そして21年2月には「とうきびバター味」を北海道で数量限定発売しました。

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ラジオから生まれたポテトチップス

これまでに発売した「イマリアル」とのコラボ商品

―どの商品も北海道らしいフレーバーですね。ポテトチップスづくりが「もぐゴク部」の活動なのでしょうか。

森本:ポテトチップスの完成を1年間の集大成にしていますが、それだけではないです。福田さんをはじめ、カルビー社員の方々に出演いただいてその時の旬な商品やお仕事紹介をしたり、コロナになる前は工場で収録をしたりと、いろんな取り組みをしてきました。

福田:ポテトチップスづくりの進捗はもちろんですが、リスナーが参加できる企画も率先してやっています。例えば、カルビー商品にぴったりな曲をリスナーに選曲してもらって放送したり、森本さんがカルビー商品を食べ比べてその音で、商品名を当てるクイズなど。企画を通じてリスナーの皆さんに、カルビーを身近に感じてもらいたいと思っています。

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きっかけは「じゃがりこ」。リスナー参加型に共感して企画スタート

―選曲、クイズ・・・と聞いただけでもワクワクします。カルビーが「もぐゴク部」を担当し始めたのは2018年4月からとのことですが、何がきっかけだったのでしょうか。

森本:きっかけは2017年10月に札幌で開催された学生無料招待イベント「じゃがりこパーティー」でした。「じゃがりこ」が食べ放題と聞いたので番組内で告知したところ、たくさんの方から「応募しました」と反応がありました。そこで、僕も現地取材に行くことに。その時に、カルビーの当時の北海道支店長にお会いして「何か一緒につくれませんか」とダメ元で相談してみたんです。

じゃがりこパーティー

2017年の「じゃがりこパーティー」の様子

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―「じゃがりこパーティー」がきっかけだったんですね!相談した際の支店長の反応はどうでしたか。

森本:驚かれていました(笑)。でも、そのあとにご挨拶もかねて北海道支店にお邪魔して「ポテトチップスを番組リスナーと一緒につくれませんか」と改めて打診したところ、なんと叶ってしまいました。本当に夢みたいなお話です。

福田:私たちも地域に根差した活動をしたいと考えていました。番組の方々とお話をする中で、改めてラジオというメディアに地域密着の可能性を感じ、北海道のリスナーの方々と一緒に商品をつくっていこうと決定しました。一緒にポテトチップスづくりをして、実際に発売することで企業・カルビーのこともより知っていただきたいと考えたんです。

森本:ラジオは積み重ねのメディアです。毎週同じ時間に同じ番組でやっているから習慣として聴いてくれる方も多い。だからこそ、単発で「僕たちがポテトチップスをつくります、楽しみにしていてください」よりも、参加型にしたほうがコーナー自体も楽しみになります。僕としてはとにかく、リスナーに楽しんでもらいたいのです。

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リスナーの思いを熟成させるラジオ番組ならではの商品づくり

―具体的にはどういうプロセスで開発していくのでしょうか

福田:番組の皆さんと一緒に、発売までの年間スケジュールやテーマ、どのようにリスナーに関わっていただくか、味を決めていくかを考えます。

これまでは毎年4月ぐらいから企画が始まり、翌年の1~2月に発売していますので企画開始から発売まで10カ月程度です。まずはその年のテーマに沿って味案を募集し、集まった案を番組側とカルビーでチェック。実現可能性や、おいしさが想像できるかどうかなどを踏まえて3案に絞りこみ、試作品を開発し、リスナーを招いた試食会を開催します。

その結果、1案に絞り込んだ後、味をブラッシュアップして発売します。放送では、商品開発のプロセスに合わせて、何を共有するか、逐一検討しています。

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商品開発のプロセス

試食会写真

3案から1案に絞る試食会を開催。※2018年に撮影した写真です

―短い期間で意見を反映していくのも難しそうですね。

森本:本当にたくさんの要望があるので、実現できないことの方が多いのが苦しいところです。例えば、ポテトチップスづくりに携わった番組スタッフやカルビー社員の顔写真をパッケージにたくさん記載してほしいとか、私の学校もパッケージに入れてくださいーとか。

福田:確かにパッケージづくりは毎回苦労しますね。番組のロゴや「ラジオから生まれたポテトチップス」という文字、商品名など入れ込みたい要素が多すぎて、美味しそうなパッケージにするのが難しかったりします。そういうのを少しずつやりながら改良をかさねてきました。

あとは味の選考も難しいです。過去にはソフトクリーム味やタピオカミルクティー味などユニークなものもありましたよ!応募いただいた案はすべてチェックしますが、実現できるのは1つだけなので毎回頭を悩ませています。

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―確かにたくさんの声から一つに絞っていくのは大変そうですね。商品づくりで大切にしていることは何でしょうか。

福田:まずは美味しいことですね。そしてやはりリスナーのことを大切にしています。通常の商品は、一斉に情報公開しますが、この商品については、何もかもラジオで最初に発表すると決めています。

森本:僕はとにかくたくさん食べてほしいですね!あとは、パーソナリティとしてリスナーと一緒につくっていく期間があるからこそ、思いや期待をどんどん熟成していくようにしています。アーティストがCDを出すときのように、あたためてきた曲がようやくファンのもとに届くようなイメージです。実際、僕は発売1週間ぐらい前になるとソワソワし始めます(笑)。

第2弾の写真

第2弾のパッケージ発表時の写真。リスナーファーストを心がけている

“道民の、道民による、道民のためのポテトチップス”が合言葉

―まさにラジオ番組ならではの演出ですね。実際に発売しての反応はどうですか

森本:「コラボポテトチップスを買いました!」とよく言われます。嬉しいですね。リスナーは番組がつくったものを買うことで、番組の一員になる感覚があるのでは?と思うんです。あとはAIR-G'の局全体でもポテトチップスづくりが行事化していて冬は“ポテトチップスの季節”になっています。

福田:本当に「イマリアル」のリスナーの皆さんからは温かいメッセージをいただいています。商品開発の過程で試食会を開催する際、実際に私たちもリスナーと直接会います。そこでは番組内の愛称“フクビーさん”って声をかけていただいて。私も番組の仲間になれているのかな、とすごくうれしいですね。

―ポテトチップスづくりが定着してきているのですね。次は第4弾が控えていると聞きました。最後に今後の抱負を教えてください

福田:第4弾は現在開発中で今回のテーマは「北海道と日本のコラボ」です。リスナーの投票と試食会の結果、「北海道産昆布×高知県産ゆず」の味に決定しました。発売日が決まったらラジオでお知らせしますので楽しみにしていてください。

この商品もそうなのですが、「イマリアル」とのコラボポテトチップスは、“道民の、道民による、道民のためのポテトチップスづくり”を合言葉にしています。地元のリスナーと一緒に考え、北海道のじゃがいもを使い、北海道工場で製造し、北海道に関連した味を届けていく。少しずつでも北海道の方に自分たちのための商品がある、北海道といえばカルビーとすぐに連想してもらえるよう、これからも活動していければと思います。

森本:僕は好きが伝わっていくのがラジオの醍醐味と思っています。ポテトチップス好きの私たちの思いが、この番組を通じて伝わって、普段ポテトチップスを手に取っていない人も、食べてくれて、そしてポテトチップスを好きになってくれたらうれしいですね。

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「イマリアル」の番組HP
https://www.air-g.co.jp/ima/
「もぐゴク部」のブログ
https://www.air-g.co.jp/ima/mogugoku/
「イマリアル」番組Twitter
https://twitter.com/airg_ima
「森本優さん」Twitter
https://twitter.com/u_mocchori
※北海道外の方は「radiko(ラジコ)」のプレミアム会員になることで聴くことができます。



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