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入社後、カルビーの印象はどう変わった!?若手社員座談会(前編)

「カルビーで働く中でうれしかったことは?」
「入社してみて、会社の印象はどう変わった?」
これらの質問を若手社員に投げかけたら、どんな答えが返ってくるのでしょうかー
 
“次の時代を担うのはあなた”の意を込め、2024年4月入社の新卒採用に合わせてはじまった連載「NEXT is NOW」。これまで、現場で活躍しているさまざまな社歴や職種の人財を紹介してきました。
 
今回は特別編として、若手社員3名による座談会を開催します。参加したのは、工場のDX推進を手がける奥村華乃子さん、営業の佐々木勇哉さん、広報の松尾清司さん。いずれも新卒入社で4年目を迎えたばかりの面々です。
 
入社後の経歴はさまざまですが、当初は違う部署に身を置き、その後、みずから希望して現部署に配属された共通点があります。そんな同期入社の3名の”率直な本音”を前後編にわたってレポートします。
 
聞き手を務めるのは、カルビーの新卒採用を担当する松澤辰巳さん。まず今回の前編記事では、入社した理由や、入る前の不安、そして今の部署を希望した経緯などについて聞きました。

若手社員4名のポーズ写真

※写真左から
松尾 清司(まつお せいじ)
カルビー株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 グループ広報部 グループ広報課
2020年新卒入社。工学部感性デザイン工学科卒。
広島西工場にて、2年間ポテトチップスの製造に従事した後、人事総務部で1年間総務の業務を経験し、2023年4月より現職。

奥村 華乃子(おくむら かのこ)
カルビー株式会社 DX推進本部 DX推進部
2020年新卒入社。大学院 理工学研究科 生命科学系専攻 生体制御学コース修了。
新宇都宮工場にて、3年間にわたり「ポテトチップスクリスプ」の製造に従事し、2023年4月より現職。
 
佐々木 勇哉(ささき ゆうや)
カルビー株式会社 東日本事業本部 首都圏第二支店 営業1課
2020年新卒入社。社会学部卒。
東日本物流部清原物流課にて、3年間にわたり物流業務を経験し、2023年4月より現職。
 
松澤 辰巳(まつざわ たつみ)・聞き手
カルビー株式会社 人事・総務本部 人財戦略部 人財戦略課

それぞれの入社理由は、健康、人、お菓子との思い出

―さっそくですが、皆さんはどんな理由でカルビーに入社したのですか。

奥村:「健康に貢献できる会社に入りたい」と思って、カルビーを選びました。大学・大学院時代は生物系を専攻していて、お菓子は遠い分野でした。

健康を軸にするなら製薬メーカーや、もっと健康に振り切った食品メーカーの方がイメージしやすいのですが、入社説明会の時に「カルビーはこれからもっと健康に力を入れたい」と話していたのが印象的で。自分も一緒にその挑戦をしたいと思ったんです。

―奥村さんのように、生物系出身で入社する新卒の方は多いですね。学生時代の研究をカルビーの仕事にどう活かしていますか?

奥村:研究内容をそのまま活かすのは難しくても、その時の“考え方”は活かせると思いますね。

私はいま工場のDX推進を担当する部署にいて、工場の改善をしたり、もっと働きやすくしたりする方法を考えるのが役割です。そのためにはたくさんのデータを集めて分析するのですが、大学時代の研究でも同じようにデータを分析してきたので、当時のノウハウが役立っていると思います。

笑顔で話す奥村さん

松尾:僕がカルビーに入社した決め手は「人」でしたね。もともと公務員志望だったんですが、カルビーの面接で出会った社員の方にすごく惹かれて。気持ちが変わったんです。
 
奥村:どういうところに惹かれたの?
 
松尾:自信を持って楽しそうに働いているように見えて。僕もそういう大人になりたいなと思って、入社を決めました。
 
佐々木:みんな全然違いますね(笑)。僕は中学の頃からお菓子メーカーに就職したかったんです。昔、地元で震災があって、親戚がうちに避難していたのですが、そのときみんなでお菓子を食べた時間がずっと記憶にあって。つらい状況でも、その時間はみんな温かい空気になれたんですよね。
 
それともう1つ、高校時代はお菓子が禁止だったんです。その反動で卒業以降はお菓子が大好きになって、カルビーに入りたい!と思いましたね。

カルビーに入りたい!と語る佐々木さん

最初の配属先での経験が自分のやりたいテーマにつながった

―入社からこれまでに、それぞれどんな仕事をしてきたのでしょうか。

奥村:私はまず「ポテトチップスクリスプ」の製造を担当することになり、3年ほど工場で働きました。その後、自分で希望を出して、この春からDX推進の部署で働いています。
 
松尾:DX推進を希望した理由は?
 
奥村:入社したときは商品開発をやりたかったんですが、工場で働いているうちに考えが変わって。商品開発よりも、良い商品をつくるための工場の改善や、現場をもっと働きやすくするサポートができればと思ったんです。
 
工場に3年間いたからこそ、課題もわかるし、働く人が何に困っているかも身をもって体験しています。現場を経験できたことは今の仕事につながっていますね。

経験が今にいきていると語る奥村さん

―カルビーでは年に一度、全社員が異動の希望を出せるのですが、その制度を活用した形ですね。ほかの2人も、同じく希望を出して今の配属先に異動していますよね。

松尾:僕も最初の2年間は工場でポテトチップスの製造を担当していました。その後、希望を出して人事総務部に異動したんです。もともとカルビーの人に惹かれて入社したので、人と関わる仕事がしたいと思っていたんですね。そうして人事総務部で1年ほど働き、いろいろな人と関わることができたら、今度は「商品やブランドをもっと知りたい」と考えるようになって。広報への異動を希望して、この春から働いています。

―人事や広報に異動してみて、工場で働いた経験は活きましたか?

松尾:活きましたね。奥村さんと同じで、最初に経験して良かったです。1番従業員数が多いのは工場ですから。人事や広報の仕事は、カルビーという会社や、働く人たちを理解することが大切。そのためには工場現場での経験が財産になるなと。

笑顔を見せる松尾さん

佐々木:僕は2人と違い、入社後は物流課に配属となりました。物流といっても、物を運ぶ仕事を担当していたわけではありません。カルビーでは「この商品をいつまでに何個つくるか」という生産計画なども物流課が担当します。商品を運ぶケースなどの「資材」を発注する業務も担当しました。
 
入社して3年間はその部署にいて、この春から希望を出して営業に移りましたね。

松尾:もともと営業を希望してたもんね。
 
佐々木:どんな仕事も素晴らしいし、大変な部分もあると思うけど、提案してお客様との接点をつくっていく営業の仕事ってすごいことだなと。だからこそ、入社時から営業をやりたいと思っていたし、働く中でなおさら気持ちは強くなりましたね。

奥村:やっぱり物流の経験が営業に活きることもあるの?
 
佐々木:活きると思う。営業の仕事は、生産計画という土台があって、その上で動くものなので。そう考えると、僕ら3人とも、最初の配属先で得た経験が今の仕事に活きていますね。

大切な仕事を任されて心掛けた「わからないことは全部聞く」

―これまで働いてきた中で、うれしかったエピソードはありますか?

エピソードを聞く松澤さん

佐々木:物流にいたときは、自分が作成した生産計画通りに進むとうれしかったですね。時にはいつもより長めに、1ヶ月ほど先まで計画を立てることがあったのですが、そこで計算と合っているとめちゃくちゃ気持ちよかったです。
 
奥村:1年目から工場の生産計画を立てるのって、緊張しなかった? 
 
佐々木:すごく緊張した(笑)。みなさん現場で頑張っている中で、入社1年目の僕が計画を出すのだから、至らない部分も多々あったと思います。だからこそ、わからないことは全部聞くようにしていましたね。同じく生産計画を担当する先輩にも聞きますし、その計画に沿って製造する先輩にも聞こうと。休憩時間に現場に行って「少しだけお時間いただけますか」と。
 
背伸びしていたかもしれませんが、現場の方が一番楽になる計画を立てたかったので。するとみなさん丁寧に教えてくれて、すごくうれしかったですね。

すごくうれしかったと語る佐々木さん

松尾:僕は製造現場にいた頃、自分で業務内容を把握して、同僚に業務の依頼を出せるようになったときがうれしかったですね。
人事総務に異動してからは、人と人をつないで、課題を解決できたときにやりがいを感じました。例えば、「こんなことをしたい」と相談されたときに、これまでの人脈を活かして適任者を紹介できたときです。会社で多くの人を知っていることは、自分の強みになっていると思います。

―これまでの経歴が活きているということですね。ちなみにこれまで働いていて「やっちゃったなあ」という失敗談はありますか?

佐々木:失敗はたくさんあります(笑)。大きなミスもあったのですが、そのときも他の方から「気にするなよ」「仕方ない」と慰めてもらったり。怒られても仕方のない失敗だったので、本当に救われましたね。
 
松尾:強烈な失敗談はないのですが、社会人になって言葉遣いは細かく気にするようになりましたね。メールの文章も誤字脱字がないように気を配ったり。特に人事総務や広報は、外部の方とやり取りすることも多いので。毎日、気を引き締めています。

楽しそうに語り合う3名

この記事は、前後編の2回にわけてお伝えします。
後編では、これからカルビーでやりたいことや、入社してうれしかったことなどをレポートしています。下記よりご覧ください。

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文:有井太郎(外部)
編集・写真:櫛引亮

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