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【社内報より『カルビトの流儀#01』】インハウスデザイナーの仕事観

カルビーの社内報は1960年に創刊され、現在に至るまで60年以上にわたり発行されています。「かっぱかっぽ」からスタートし、「かるびー」「CALBEE」などと名前を変え、グループ報となった今は社内の連帯感を一層深め、永遠に幸せの輪がつながっていけばという想いを込めた「Loop(ループ)」という名前です。その中の1つのコーナー「カルビトの流儀」は、仕事上でのほろ苦い経験を通じて得た気づきを基に個人の仕事観を紹介しています。(ちなみにカルビトとは、カルビーグループで働く人のことです)

この「カルビトの流儀」をnoteで公開していきます。

一番目の登場者は、なんと、編集部大・大・大のお気に入り、「THE CALBEE」のロゴをデザインしたインハウスデザイナーです。

THE CALBEEロゴ_赤_二段

THE CALBEEのロゴ

右から

長澤 君枝(ながさわ きみえ)
カルビー株式会社 マーケティング本部 PR・宣伝担当
大学卒業後、大手消費財メーカーのデザインセクションで勤務。2012年カルビーに入社し現職。2019年に社内で発足した「伝わるデザインプロジェクト」に参画し、日々パッケージデザインの向上を図っている。お気に入りの本は、幼いころに小児科の待合室で読んだ「さむがりやのサンタ」(レイモンド・ブリッグズ 作・絵 すがはら ひろくに 訳 福音館書店 刊)。

―デザイナーを目指したきっかけ

美術系に進もうと思ったのはたぶん中学生のときです。もともと絵を描くのが好きで、おじいちゃんおばあちゃんと住んでいたのですが、孫の描いたものはめちゃめちゃほめるじゃないですか? どんなものでもほめてもらえるので、うれしくなって、ますます絵を描くのが好きになりました。

高校時代にグラフィックデザイナーの作品展示会へ行き、こういうのやりたかったんだ!と気がつきました。その中でも、ポスターなどの平面デザインよりは、グッズなどの手に取れるものをつくりたいと思っていました。人が手に取って楽しいもの…商品のパッケージデザインも楽しそうだなと。

でも、大学に入ってみたらものすごく絵が上手だったり、ものすごくセンスのある人がゴロゴロいたのです。私はたいしたことないなと痛感しました。そこで、自分の強みはなんだろう?と自問してみると、コンセプトをほめられることが多いな…と気がついたのです。コンセプト寄りの方が向いていると思い、就職活動ではメーカーを積極的に受けました。

―カルビー入社のきっかけ

大学卒業後は、大手消費財メーカーのパッケージデザイン室に勤めていました。元々食品のパッケージデザインにも興味があったのですが、たまたまご縁があってカルビーの役員の方とお会いする機会がありました。私は学生時代に『かっぱえびせん』のパッケージをデザインしたことがあり、それをその役員の方にお見せしました。話題のひとつとしてお見せしたつもりだったので当時は本当に驚きましたが、それがきっかけで入社が決まって今に至ります(笑)。

えびせん作品1

えびせん作品2

学生時代の作品

カルビーにとって初めてのインハウスデザイナーだったので、「インハウスデザイナーなんていらない」と言われないように、最初のころはかなり気負っていたと思います。デザイナーがどのような場面で必要とされているかをヒアリングしたり、社内コミュニケーションを積極的に行いました。

―カルビーに入って一番苦労したこと

入社してからパッケージをよく見てみると、商品によって使われている裏面の書体が違ったので驚きました。そこで、商品パッケージ裏面の表示を統一するルールづくりをスタートしたのですが、社内からは反発もあって上手くいきませんでした。当たり前ですが、誰もが忙しい中でやり方が変わることを好まなかったのです。

なかなか話が進まず、いろいろな人に相談して回りました。先ずは、カルビーのパッケージをよく知る印刷会社の人から話を聞き最適化を模索し、次に、マーケティング部署の人から商品づくりの流れを教わり、統一に向けて無理のないスケジュールを組みました。ルール策定の方針を何度も伝え、具体的なスケジュールを提示することで、社内の人たちはしぶしぶながらも新ルールを受け入れてくれたのです。

人に相談することが大事だと思いました。助けてくれる人はちゃんといます。たくさんの人に協力していただいて乗り越えられました。

笑顔左

今は、インハウスデザイナーも2名体制となって社内にすっかり定着したと思っています。方針のビジュアル化や商品パッケージのディレクションなど、デザインが重要となる案件に呼ばれるようになりました。社内でデザイン作成できる領域も増えてきて、とても有難いです。商品担当がパッケージデザインをしやすくする仕組みづくりや、デザインの最新情報を配信するなど良い商品デザインへの近道を提案する取り組みもしています。

―今後の展望

“ONE Message,ONE Product”というカルビーパッケージデザインポリシーを2019年度に策定しました。これは、「伝わるデザインプロジェクト」の一環です。お客様にとって分かりやすくて楽しい、個性豊かな売り場をつくるためには、1つ1つの商品の個性がはっきりしていないといけないと思うのです。店頭で瞬時に商品の良さが伝わるデザインにしていきたくてポリシーを策定しました。

お菓子のパッケージは、お客様を喜ばせようとしてつくるデザインだからとても楽しいです。自分がデザインした商品が店頭に並んでいるのを見たときや、デザインをつくって提案したときに喜んでもらえる、そんな瞬間がうれしいです。デザイン視点でつくられた新しい発想の商品が今年は店頭に並ぶ予定ですので、お楽しみに!

長澤さんがTHE CALBEEロゴに込めた意味はこちらの記事をご覧ください。
【「伝わるデザインプロジェクト」とは】
2019年に発足したプロジェクトです。カルビーのパッケージデザインが店頭でお客様とより良いコミュニケーションを取れるよう、デザイン制作のサポートやデザイン視点での商品開発を行っています。プロジェクトメンバーは、カルビーマーケティング本部の社員6名です。

カルビーグループの社内報から飛び出した「カルビトの流儀」はいかがでしたか? 次回も楽しみにしていてくださいね!

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カルビー公式アカウント「THE CALBEE」です。歴史や開発秘話、社員の思いなど、カルビーにより親しみを持っていただけるようなストーリーを語っていきます。