ファン歴約30年のカルビー公式大使が語る!秋の定番「ア・ラ・ポテト」に恋した理由
カルビー商品には、熱狂的なファンの方々がいます。
そしてファンの方々の間には、独自のルールや世界観があったりします。
発売日に商品を探してお店を巡る
ケース(12袋入り)で買いだめをする
お菓子ではなく、“主食”や“野菜”として食べる、など。
THE CALBEE編集部では、こうしたカルビー愛、商品愛にまつわるストーリーにスポットライトを当てて紹介する企画「Calbee Lovers」をスタートします。ファンの方々に商品への想いや、好きになったきっかけを聞いていきます。
今回、企画の第1弾としてお話を聞いたのは、俳優の森下亮さんです。森下さんは秋の定番ポテトチップス「ア・ラ・ポテト」が大好きで、10年以上にわたりご自身のTwitterでその想いを発信。2021年7月にカルビー公式「ア・ラ・ポテト大使」に就任しました。
大使とはどんなお仕事なのか、なぜ「ア・ラ・ポテト」を好きになったのかー。熱い想いを語っていただきました。
「ア・ラ・ポテト」を学び、PRする大使の仕事
本業は俳優ですが、「ア・ラ・ポテト」への愛を認めていただき、昨年7月からカルビー公式「ア・ラ・ポテト大使」をしています。大使としての主な活動は、肩書の通り「ア・ラ・ポテト」の情報発信で、実は大使になる前とやっていることは変わりません(笑)。
ただ、大使になったことで、実際にじゃがいもを作る契約生産者の方にインタビューをしたり、じゃがいもの貯蔵庫を見学したりと、貴重な経験をさせていただいています。
「ア・ラ・ポテト」はその年に収穫したばかりの北海道産の新じゃがのみを使った秋限定の商品です。なので、それ以外の時期は「春ぽてと」、「夏ポテト」、「冬ポテト」のPRもしています。これらに秋の「ア・ラ・ポテト」を加えた4種類が、四季を巡るポテトシリーズ。ポテトチップスの形状を工夫することで、各季節にぴったりの食感や味わいを楽しむことができます。
僕は大使として、「ア・ラ・ポテト」はもちろんのこと、このシリーズを自分の舞台にご来場いただいたお客さんにプレゼントしたり、発売日にインスタライブをしたりして商品をPRしています。
好きになるきっかけは“おばあちゃんの思い出の味”
ここで、改めて僕と「ア・ラ・ポテト」について話をします。
初めて「ア・ラ・ポテト」に出会ったのは高校生の時でした。当時、“おばあちゃんの思い出の味”を探し、毎日2袋のペースでいろいろなポテトチップスを食べていたんです。
僕はもともとじゃがいもが好きで、特におばあちゃんが作ってくれる、じゃがいもを薄く切った天ぷらが好きでした。でも、おばあちゃんが年を取ると、その天ぷらを作れなくなってしまって。代わりに母が作っても、味を再現できなかったんです。僕はどうしても諦められず、その味を求めてポテトチップスと真剣に向き合うようになりました。
そんな時に出会ったのが「ア・ラ・ポテト」。口にした瞬間“これだ!”と思いました。じゃがいもの味を深く感じることができ、脂っこさを感じない。一番、おばあちゃんの思い出の味に近かった。
おそらく1994年の「ア・ラ・ポテト うすしお」だったと思います。「ア・ラ・ポテト」の誕生が1989年なので、出会うまでに時間がかかったことは、正直コンプレックスなのですが。
秋だけの期間限定はまるで“遠距離恋愛”
それから30年近く、僕にとっては「ア・ラ・ポテト」がベストポテトチップスです。さらにおいしいものがあるのでは?と、海外やご当地商品など、あらゆるものを食べました。おいしい商品もあったのですが、結局戻ってくるのは「ア・ラ・ポテト」。まさに僕の原点です。
おすすめの食べ方は、アレンジをしないこと。すでに最高の状態なので。2種類のうち、たくさん食べるのは「うすしお味」ですが、「じゃがバター味」も捨てがたい。シチュエーションによってどちらを食べるのか決めます。寒い日は、ホットコーヒーと「じゃがバター味」。お酒や炭酸飲料と食べるなら「うすしお味」ですね。
ファンとして困っちゃうのは、「ア・ラ・ポテト」が秋だけの商品ということ。買えるのは原則9~11月の3カ月だけ。会えない時間があるからこそ、愛が育つという面もあります。買うことのできない期間は、僕にとってまるで“遠距離恋愛”をしている気分です。次に出会える日を、いまかいまかと待つ時間ですね。
ただ、9カ月間を座して待つかというと少し違います。自宅で“個人貯蔵”しています。終売時期が近づく11月になると、「ア・ラ・ポテト」をケース(12袋)で買ってきて100袋以上は自宅に保管しています。そうすることで、さらに数カ月間、翌年3月ぐらいまでは「ア・ラ・ポテト」を楽しむことができますし、友人・知人にプレゼントできます。
それでも食べられない時期がありますから、その期間はつらいです。シーズン最後の1袋を食べるときは、その年の「ア・ラ・ポテト」との思い出がよみがえってきます。「また来年、おいしくなって帰ってきて。待っているね!」と、海外留学に行ってしまう恋人を見送る。そんな心情になります。
だからこそ、僕にとって「ア・ラ・ポテト」の発売日は一大イベント。彦星と織姫が出会う七夕のような切ないものであり、お祭りのようなものでもあります。昔は、発売日の発表を待って何度も何度もカルビーのホームページをチェックしていました。「ア・ラ・ポテト」はその年のじゃがいもの収穫状況によって、8月に発売したり、10月に発売したりするので、発売日の把握が難しいんです。
想いが届き夢の大使に。ファンを増やすことが使命
「ア・ラ・ポテト」に関する情報発信は、2010年ごろにTwittterアカウントの開設と同時にスタートしました。皆さん日常のことをつぶやいていると思いますが、僕にとってのそれは「ア・ラ・ポテト」だったんです。
発売日を予想したり、発売日を迎えた瞬間の午前零時になったら、近所を走り回って販売しているお店を探したり。そんな活動を続けていたらある時から、カルビー側からリアクションをいただいたり、発表後の発売日を教えてもらえたりするようになりました。
驚いたのは、2020年。「ア・ラ・ポテト」担当の方から「ビッグ ア・ラ・ポテト」をサプライズでいただいたこと。今でも大切に自宅の「ア・ラ・ポテト」専用棚に飾っています。
それだけでも信じられないことですが、昨年は長年の夢が叶いました。それが「ア・ラ・ポテト大使」の就任です。実は2010年ごろに、「『ア・ラ・ポテト大使』になりたい」とつぶやいていたことがあったんですが、それが現実になるとは。10年越しの夢が叶いました。最高に嬉しかったですね。
冒頭でお話した通り、大使になって、じゃがいもや農業をたくさん学びました。知れば知るほど、「ア・ラ・ポテト」をさらに好きになっています。これからは一層、僕が知ったことや体験したことを、大使として多くの方々に広めていきたいです。
「ア・ラ・ポテト」を知らない方、食べたことがない方がまだまだたくさんいます。そういった方々は、正直うらやましい。これからあの味に出会えるのですから。僕も一度記憶を消して、もう一度、「ア・ラ・ポテト」に出会いたいぐらいです(笑)。
友人には「そんなに好きになれるものがあってうらやましい」と言われます。でも、僕がこれほどはまったのですから、魅力を知れば、ほかの人もきっと好きになるはず。「ア・ラ・ポテト」のファンを増やしていく。それが僕の使命です。
文・写真 櫛引 亮
THE CALBEE編集部では、今後もファンの方々の商品愛や想いを紹介していくとともに、noteのクリエイターの皆さんのカルビー愛あふれる記事を「Calbee Lovers」のマガジンでまとめていきます。
日々記事を探していますので、ぜひ「#カルビー」や「#calbeelovers」などのハッシュタグを付けて投稿いただければと思います。